パテントスコアについて思うこと

パテントスコアによる知財評価をすることがある。

パテントスコアとは、特許の注目度を指標化したものです。つまり、「パテントスコアの数値が高い特許は、市場の注目度が高い特許」、「パテントスコアの数値が低い特許は、注目度が低い特許」、ということになります。
業種、職種を問わずあらゆる立場の人が、同じ判断基準で客観的に評価することを可能としました。(Patent Result社 websiteより )

例えば、Biz Cruncherのパテントスコアは広く利用されているが、具体的にどのように評価しているのか(どのような計算式でスコアが算出されているか)よくわからなくて、へーそうなんだという感じである。

一方、JPDSが提供するぱっとマイニングJPではパテントスコアの計算式を手動で設定できて、評価の仕方は明快極まりないが、本当にその算出方法に客観性はあるのかという、そもそもの疑問が残ってしまい、やはりすっきりしない。計算方法はわかったけど、やっぱりBizCruncherなどが提供するブラックボックス評価の方が研究され尽くしていていいんじゃないの?とかとか。とかとか。堂々巡りだ。(ブラックボックスは言い過ぎた。)

パテントスコアを利用して活用するシーンは多々あるだろうが、それをどのように役立てたとか、この評価はそんなに重要ではないからもっと計数を下げてもいいのではとか、利用者からのフィードバックを集めていろいろ勉強して納得して反省して、精度を上げていくという作業が必要なんだろうなぁ(そして、思えどもなかなかそんな余裕はないのである)。